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鳶鼻 2010/02/21/00:38:34 No.60  
雪谷宗隆  E-Mail 
こんばんは。実際に鳶頬を着用されているほにゃぢ様に伺ってみたいことが。
井伊達夫『赤備え』に面頬で鼻部分の付いているものは着用すると息苦しく実戦には不向きで猿頬や燕頬が多用されたとの記述がありました。読んでいて思ったのですが鳶頬は呼吸を阻害せずに顔面中央を防御したいという要求から生まれたもので威嚇効果は二次的なものだったのかなと思ったのですが、鳶頬を着用されたとき呼吸の便はどうでしょうか。サイトを拝見している限り問題なさそうに見えるのですが。お答え頂ければ幸いです。

お馬さん 2010/03/06/08:49:09 No.67  
ほにゃヂ  
騎士は槍を構えて馬の突進力で敵陣を突けるでしょうけど、日本馬にはそんな突破力は無いですから、乱戦に巻き込まれてアウトになりそうです。
ナショジオの番組では軽装の英軍と重装の仏軍が戦って仏軍の惨敗だったという「アジャンクールの戦い」を例に挙げて説明していました。
あちらでも馬の突破力を活かせない状況だと重装が不利なようです。

1.は意外ですね。騎士はもっと誇り高いものかと思っていました。ダラダラと100年も小競合いをしていたのはそういうこともあったからなんでしょうか。

2.についてはなるほどって感じです。起伏の激しい国土に合わせて日本人は短足になったという珍説を聞いたことがあります。

>「騎士対武士」
1ケ月も振り回された揚句、出演は無しになったんですけど、OAを見て正直ホッとしましたよ。
騎士と武士、どちらの格好良さも表現されず、河原でお笑い運動会&チャンバラ大会。話が全然違いました。
武者隊の皆が出ていたら仲介役の私は切腹ものでした。

Re:鳶鼻 2010/03/04/00:43:34 No.66  
雪谷宗隆  E-Mail 
お返事とブログでの南蛮甲冑記事有り難うございます。
ご指摘のように、日本で南蛮甲冑のフルコピーが普及しなかった理由に馬の問題はあったかもしれませんね。確か宣教師が日本の一番いい馬でもわが国では薪運び使える程度、とかかいていたのを思い出しました。
ただ、プレートメイルが27キログラムでしたら代え馬を用意すれば何とかなる重量じゃないでしょうか?大鎧でも25キロぐらい(フル装備で30キロ?)は合ったはず。
ときた様のブログですが主な内容をかいつまんで記すと
1・騎士は身代金と引き換えに捕虜になって生き延びる事が可能なので仮に動きにくくなってもとにかく傷を負わないようにする事が生き残る事に直結するが、武士は転んだら側首を取られてしまうので、動きやすさ最優先

2日本はヨーロッパに比べて地形が複雑な地域が多いので、必然的に坂の上り下りが多くなるので装備を軽くしたいという要求が強かったのではないだろうか?
といった内容でした。
ときた様がブログでご自身が出演されたTV番組のテーマ「騎士対武士(実はお笑いだった)」を扱ったときのことです。この番組もしかしたら以前ほにゃヂ様がブログで憤慨されていた番組なのでしょうか?

南蛮 2010/03/03/03:56:22 No.65  
ほにゃヂ  
動脈が表皮付近を通っている首、脇の下、太股の内側などを覆ってしまうと熱の放散に不利になりますが、動脈は守らないといけない。
昔の人に動脈うんぬんの知識は無いでしょうが、経験から急所だということは知っていたはず。装備をどうするかいろいろと試行錯誤はしていたと思います。実際のところを見てみたいもんです。

日本で南蛮系をフル装備しなかったのは馬の問題もあったんじゃないでしょうか。

最近忙しくって他所を見るどころか自分のブログ更新もおろそかになっています。
ときたさんのところでどんなお話があったんでしょうか?

Re:鳶鼻 2010/03/02/01:35:57 No.64  
雪谷宗隆  E-Mail 
お返事有り難うございます。
規制の面具だと放熱が妨げられるのも以外ですね。自分で言っておいてなんですが、喉正面を覆うだけでもきついのなら首により密着するであろう満智羅、曲輪はさらに厳しいことになりそうですね。この二つの実戦時代の遺物が入門書レベルであまり取り上げられないのは放熱問題のせいであまり使用されなかったからでしょうか。
以前軍学者・兵頭二十八と戸山流剣術の師範の対談(本になっています)で、
日本の甲冑では頚、脇、手首、腿の裏などの急所が無防備だったり、西洋甲冑の流用が冑と胴のみなのは気候の差(=放熱問題)の影響だろうという発言(記述)があったのを思い出しました。
全身を覆う西洋の板金甲冑(板金の下には緩衝用の詰め物服)は日本よりはるかに北のヨーロッパだから着られるのでしょうね。ときたひろし様の指摘されるように地形も大きな要因だとは思いますが。

Re:鳶鼻 2010/03/01/05:54:08 No.63  
ほにゃヂ  
普通の威し下げタイプの須賀だと肩上や高紐に引っかかって首を振れないことがあります。また首を振ると須賀も横を向く訳ですから胸元がガラ開きになります。
なのでおっしゃるように喉輪OR曲輪+半頬(ショート)ってのがいいのかも知れません。比較的引っ掛かりにくい鎖須賀がおススメ?
満智羅もいい選択だと思いますが、首から脇まで隙間なく覆ってしまうので夏は地獄です。

Re:鳶鼻 2010/02/24/22:56:03 No.62  
雪谷宗隆  E-Mail 
 お返事有り難うございます。
 目の下頬はよほどのハズレに当らない限り呼吸に関しては問題無しですか。という事は鳶頬はやっぱり視覚上の威嚇を狙ったと見るべきですね。息苦しいと述べておられた井伊氏はどんなものを付けておられたのでしょうか。まさか本歌で相対的に鼻の穴が小さかっただけとか?
 面具の不利な点として視界の制限はわかりやすいのですが、首の稼働が制限されるというのは見てるだけの人間にはイメージしずらいですね。須賀は縅糸の伸縮である程度柔軟性を持っていそうな印象でしたので。
 動きやすさを優先するなら須賀なし(もしくは切り詰め)面具+喉輪もしくは詰襟の満智羅といった組み合わせになるのでしょうか。

Re:鳶鼻 2010/02/23/15:57:33 No.61  
ほにゃヂ  
レス遅くなりました。すみません。

鼻をつけることで息苦しさを感じたことはないです。普通の鼻でも穴は大きく開口しているので。
それよりも面具をつけることによって視界が狭くなったり、首の可動域が狭くなったりする方が問題です。
須賀がつっかえて俯けません。
なので上帯など腰周りの紐類を結び直したり、地下足袋の脱ぎ着に不便です。
発熱量の大きい顎から首にかけてを覆ってしまうので熱がこもってとても暑いです。夏場は着ける、着けないで体力の消耗が大きく違ってきます。
また耳付きだと音が聞こえにくいです。ただでさえシコロに邪魔されて背後の音が聞き取りにくいのに耳があると前方からの音まで聞こえにくくなります。
面具については守備力と機動性のバランスに不満があります。今後ベストバランスを追究していきたいところです。


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