その4
胴をのせる。
この胴丸は本歌にくらべて、足掻きが少ないですがそ
れなりに縮んでいます。
この時、草摺り各間を重ねた上で紙縒りで縛っておく
と、櫃の中で暴れず傷がつかない。胴全体を薄手のネ
ルの毛布で包んでおく。今回は短期の収納であったの
でプチプチ(エアーパッキン?)で包みました。
その3
喉輪を和紙に包み、その上におく。
大袖や喉輪の重なりに段差がある時には新聞紙などを折
りたたんで、隙間に詰め、段差をなくす。この上に胴が
のっかるからです。胴の重みで袖に癖がついてしまいま
す。
その2
大袖を和紙に包み鎧櫃の底にならべる。
私の友人は、適度な湿度があるので新聞紙に包むと言
っておりましたが、威し糸にインクがつきそうで・・
なお虫対策の樟脳は金具類が錆びたり、変色するの
で避けた方が良いそうです。乾燥剤もあまりよくない
そうで、ベストコンディションを保つのは難しいです
ね。
ほにゃじ様
すっかりと見抜いておられますね。収納の手順記録してあります。お言葉に甘えて披露させていただきます。
その1
分解収納前 胴、大袖一双、喉輪、脛当て、兜
>「竹」さんの工場長氏なのでは?
そうですね。
やっぱりこれだけ手の込んだものは「竹」さんでないとこなせないのでしょう。
唐櫃への収納の様子、もっと見せていただけないでしょうか?
こういう実用的な部分は博物館じゃ絶対に見られない貴重なものだと思います。