何年か前に作った置手拭です。
材料が足らなかったので、シコロが短くてブサイクです。
そのため、立物は作りませんでした。
微妙なアールまで再現されていて素晴らしいですね。
鉄味も良いし、完璧じゃないですか。
技術的なことをいろいろと伺いたいです。
コレもまたイヤラシイですな、テラッヌルンとした鉄地が。
もっと大きな画像でUPキボンヌ〜。
ご希望に応えて大きな画像でUPしてみました。
[5] ほにゃぢ Eメール 2005/10/22(Sat)-19:49 (No.224) 引用どう見ても本歌にしか見えない完璧な出来ですね。
新素材を駆使しての私のものなんかと比べるのも失礼って感じ。
次回作へ向けてのいい刺激になります。
コレ「本歌」って言われていい値で売ってたら、
買っちゃうかも・・・。
「本歌」の様に見えるのは、カメラアングルと錆ているせいでしょう。完成時はピカピカのツルンツルンでした。
塩水をぶっかけ、2〜3ヶ月野ざらしにし、5〜6年を経て現在に至ります。
ほにゃぢ殿、私程度の技術でよければ、何でもお聞き下さい。私も質問することがありますので、その時は宜しくお願いします。
現在製作中の仏胴の画像UPします。
鉄板1.2oを使用、現在重量4.7sです。
追加画像
仏胴の型の画像です。
一段を製作するごとに、鉄板の重ねしろ分があるため、次に製作する段の部分を斜めに削っていきます。これをくり返すため表面が段々になっています。
hinenobati様はじめまして。
兜といい胴といい世の中には凄い方がおられるのものだと実感しております。ところで御使用の鉄板どういった種類の鉄なんでしょうか?東急ハンズで売っているような軟鉄なのでしょうか?
すごいなぁ!
こういう方とお知り合いになれてうれしいなぁ。
で、早速ですがお聞きしたいことが沢山。
私も材質について詳しく知りたいです。
胸板、脇板の雁木篠の作り方。
下地塗りには何を使ってらっしゃるのか。
それにしてもちゃんとした作業場所があってうらやましいです。
雪谷実次様
試行錯誤の段階でまだまだです。凄いなんてとんでもないですよ。
使用の鉄板は、軟鉄で一般に販売されているものす。
ほにゃぢ殿
私もほにゃぢ殿とお知り合いになれて同感です。
雁木篠の作り方
本来は剋苧漆を盛り形成するのですが、チョ〜手抜きで白表紙等の厚紙で小札を作り、貼り重ね並べてみました。
下塗り
桶側胴になっているので段差をなくし、滑らかにするために剋苧漆の代わりにエポキシ系接着剤を使ってみました。その上に錆色漆の代わりにサフェーサーを吹き付けました。さらに、この上に漆の代わりにカシュー塗料を使います。
ちゃんとした作業場所といってもガレージの片隅です。
和紙を貼って下地にしたことはありましたが、厚紙というのは考えてもみませんでした。
塗料を含浸させると強度的にも申し分なさそうですね。
切付札の表現などにも使えそうです。
早速試してみたくなりました。
エポキシも盛り上げるのにいいし、強度も。
ただ混ぜ合わせてから硬化までが早いので広範囲は大変そうですね。
技術情報ありがとうございました。
また何かありましたらよろしくお願いします。
ほにゃじ様、ごぶさたしております。
お知らせです
11月3日(祝)まで
犬山城にて 東海甲冑師会主催(小川伸夫氏)の甲冑新作展
東海甲冑師会については「郷土歴史文化保存会」を検索していただくと概要が解るかと思います(HPの更新がされていないようですが)。
hinenobati様 はじめまして。
HNから察すると当世具足がお好きなようですが、いままでに何領(何頭)モノにされたのですか?それにしても嘆息の出来栄えですね。
鉢の後ろにかすかに写っている前立?が気になります・・
橘茂貴様 はじめまして。
私、当世具足大好き人間です。
嘆息の出来栄えとは恐れ入ります。
失敗の繰り返しでいままでモノにしたのは2兜だけです。現在製作中の一領は何とかモノになりそうです。
指摘されるまで「写っている前立」に気づきませんでした。よく見てますねぇ!
気になるモノの画像UPします。
橘さま>
お久しぶりです。
またまた魅力的なお話ですね。
11/3までというのが痛い。
いろいろと立て込んでいて行けるかどうか微妙です。
でも、行きたい。
hinenobatiさま>
これまたすごい兜ですね。
ますますお会いしたくなりました。
御無沙汰しております。 そして横レス失礼いたします。
>11月3日(祝)まで 犬山城にて 東海甲冑師会主催(小川伸夫氏)の甲冑新作展…
ここで小川伸夫氏の名前が出てくるとは…私もこの間の日曜に犬山の新作展見に行きましたが、いつも見慣れている現代甲冑とも違う趣で良い作品でした。 ちなみに「郷土歴史文化保存会」の家頁は下記になりますので興味ありましたらどうぞです。
http://j-armor.com/index2.htm
松澤さま>
お久しぶりです。
そうですよね、甲冑師さんによって作風が違いますから、見るだけでいい刺激になりますよね。
松本からだったら近かったのに…。
製作中の草摺の画像UPします。
0.8o鉄板使用、雁木篠と同様に厚紙を貼り付けてあります。
重量400g、草摺全体で予想重量2.7sぐらいかな?
画像の草摺は失敗作ですが、大体こんな感じです。
敷の綴紐の表現もありますが、これはダミー?それとも本当に綴じてあるんですか?
出来上がりは相当重いものになりそうですね。
4.7+2.7で7.4kgですか。
私は草摺は革で作ろうかと思っています。
軽いし、塗料の食いつきもいいし。
ところでこの画像のどこが失敗なのか分かりません。
ほにゃぢ殿へ
敷の綴紐の表現→革ひもで綴じてあります。
失敗→威し穴の位置を間違えました。
革で草摺を作るそうですが、生革から練り革を製作されるのですか?
犬用デンタルガムとして市販されている革を利用してみようかと思います。
形状も揃っているので下拵えの手間が少なくて済みそうです。
そしてなにより入手しやすいという点がいいです。
これに紙粘土を乾燥させてほぐしたものを混ぜた塗料を盛ってやると、そこそこの強度になるんじゃないかと思っています。
まずは宝幢佩楯か喉輪の小札で試してみようかなと。