掲示板見させてもらいました!とても素晴らしかったです!よかったら、伊予札の作り方を教えていただけませんか?
[2] ほにゃぢ Eメール URL 添付 2006/12/03(Sun)-15:31 (No.517) 引用こんにちは
掲示板はみなさんの投稿で成り立っているので内容の充実度はみなさんにかかっています。
で、伊予札ですがこんな感じです。
一般的には上部6孔を下の8孔より大きくしますが面倒なのでしていません。
私はタミヤのプラ板1.2mmを使いましたが
より強度を求めるならABSの1.5mmが良いでしょう。
ナチュラルカラー(乳白色)の方が安いですが黒なら多少の塗装はがれも安心でトータルで安上がりになるかも。
ネットの材料屋さんで売ってるものは大きい尺(1mX2m)のものもあるので桶側胴などの工作にも使えます。
札は強化のためと連接したときに自然に丸みがつくように図の矢印のようにわずかに湾曲させます。
[4] ほにゃぢ Eメール URL 添付 2006/12/03(Sun)-15:43 (No.519) 引用湾曲させる方法
孔を開け帯状につながったままの状態で鍋の内側側面に貼り付けます。
そこに熱湯を注ぎ、帯が鍋の形に湾曲したら取出して急冷。
1枚ずつ切り離して完成。
長手方向にペラペラ曲がらない強度がでます。
ありがとうございます!よかったら、胸板や押し付けなどの作り方を教えていただけませんか?
[6] ほにゃぢ Eメール URL 2006/12/04(Mon)-20:57 (No.521) 引用金具廻りには特別な作り方はありません。
体型を考慮して現物合わせで作ります。
板モノは繰返し応力に弱いので金属で作る方がいいんですが…
プラで作るんなら2枚重ねにして強化するしかありません。
参考画像はBlogにアップしておきます。
脇板と威糸、鉢などは、どうすればいいのですか?
[8] ほにゃぢ Eメール URL 2006/12/05(Tue)-07:19 (No.523) 引用脇板は製作日記に、威糸は下のスレにあります。
兜はいろんなやり方があるでしょうが、どれも難しいです。
参考に高校生がカッターとキリだけで作った作例をBlogに載せました。
作り方はほとんどが
・切出し
・穿孔
・曲げ
・表面造形
・塗装
・組み込み
の工程からなります。
作りたい部品の形状は本や資料を見て自分で決めないと作る楽しみがありません。
なので
「このパーツをこの型通りに切り抜いて、ここをこう曲げて…」
なんていうバカ丁寧な押し付けはしません。
でないと
「あんたの家はこんな玄関のある、白い家にしなさい、じゃないと死ぬわよ」
と押し付けるばぁさんみたいになりますもん。
肩上は、どうやってつくるのですか。あと、胴丸鎧の内側の皮は、どうやって貼り付けるのですか?
[11] 伊藤 Eメール 2006/12/07(Thu)-19:45 (No.529) 引用小札に穴を開けたり、切ったりするのに何を使いますか?
[12] ほにゃぢ Eメール URL 2006/12/07(Thu)-23:55 (No.532) 引用肩上はBlogにアップしておきました。
高校生でここまでやる人はそうそういないでしょう。
私も2度としません。
胴裏の包革は一段ごとに包むやり方(旧)と全部まとめて包むやり方(新)があります。
一段ごとは手間ですので止めた方がいいでしょう。
胴を威し終えて金具廻(胸板、脇板、押付板)をつける直前の状態で胴の外周端に来る、威しや緘みの穴に縫い付けて固定します。
胴の発手(下端)のみ札板の外側まで巻き込んで縫い付けます。
言葉だけじゃ説明不足ですね。
実は、高校生です。甲冑を作るのは、初めてです!僕でも、簡単に作れる甲冑ってありますか?
[14] ほにゃぢ Eメール URL 2006/12/09(Sat)-17:34 (No.534) 引用切るのに必要なプラカッターとサークルカッターhttp://www.olfa.co.jp/ja/body/kind/9_p1.html
http://www.olfa.co.jp/ja/body/kind/16_p1.html
穴開け工具は
大小の穴開けが自在にできるドリル(手動or電動)がベストですが
最低でも三つ目錐、穴を大きく拡げる時は切出しナイフのコンビで乗り切れます。
高校生にでも簡単に作れるかどうかは個人の技量や家庭環境にも左右されるのでなんとも言えません。
紙甲冑が簡単だと言う人もいますが、あれはうさぎ塾さんなどの工作セットということと、材料が紙という一般的なものであるということのおかげです。
実際にイチから自作するとなったら紙もプラも革、鉄も難しいのにはかわりません。
笠間先生の「図録日本の甲冑武具事典」を買って自分にもできそうな造形上の逃げ道を探すのもいいと思います。伊予札による甲作はそうやって見つけた逃げ道でした。
本をながめてるうちに情熱も高まりますし。
材料も高価なものを買えないのなら100円ショップというありがたいお店がお勧めです。甲冑を自作する人でここを活用していない人はいないというくらい。
普段から100円ショップ、ホームセンター、手芸店をパトロールして工作に役立つものを見つける目を養ってください。
ほにゃぢ様、伊藤様お邪魔します。
製作アドバイス拝見させていただいてます。
ところで伊予札に「ため」つける方法を説明されていましたが、本歌の伊予札にも「ため」は有るのでしょうか?佩盾用のものにはなさそうですが、胴やシコロの札には有るのですか?
最近鉄伊予札具足を作ろうかと妄想しているので。
雪谷さまお久しぶりです。
我流を大公開して恥をさらしています。お楽しみいただけていますか?
さて撓ですが伊予札にはありません。
試行錯誤した結果のオリジナルです。
サイズにしてもB4版からの効率のよい取り数から割り出したものです。
定法からはずれたものを作っていると本歌を写して作っていては気づかないような珍説も思いつきます。
面白いもんですね。
胴丸を作るのにどの位の伊予札がいりますか?
[18] 伊藤 Eメール 2006/12/10(Sun)-18:58 (No.538) 引用籠手や、脛当も作ってみたいのですが、どうすればいいですか?
[19] ほにゃぢ Eメール URL 2006/12/11(Mon)-12:37 (No.539) 引用胴丸の構成は前立挙二段、後三段、長側四段で
前立挙は約250mm、後300mm、長側は胴囲プラスアルファの寸法から何枚要るか算出します。
これに草摺を合わせると800枚以上にはなるはずです。
三具は多様なものがあるので一概にどう作るかなんて言えません。物によって最適な方法が違います。
作りたいものを決めてから具体的な工作方法を考えるべきです。
基本的な作り方は「布に板と鎖を綴じ付けて装着用の紐などをつける」という漠然としたものになります。
トム・クルーズがラスト・サムライで着用していたような甲冑を作りたいと思います!よかったら、アドバイスをいただけませんか?
[21] ほにゃぢ Eメール URL 2006/12/13(Wed)-22:02 (No.541) 引用あれはほとんどを革で作っているようです。
目的の形状に曲げた革に塗って乾かすとそのままの形に硬化する皮革硬化剤というのがあります。
兜のシコロ、胴の肩上、袖、籠手の下腕部、臑当などに型崩れ防止で使っているんじゃないでしょうか。
加工しやすく強度もあるのでいい素材かもしれません。
ありがとうございます。どんな構造かわかりますか?
[23] ほにゃぢ Eメール URL 2006/12/14(Thu)-22:48 (No.543) 引用甲冑というより衣装というべきものかも。
押付板に固定されていない肩上、ペラペラの胴で両引合せ、という畳胴のような作り。
ところで伝前田慶次郎所用の五枚胴具足は作るのあきらめましたか?
[25] 伊藤 Eメール 2006/12/15(Fri)-20:09 (No.545) 引用作りたいのですが、最初、どのようにしたらいいかわかりません!
[26] ほにゃぢ Eメール URL 2006/12/15(Fri)-22:07 (No.546) 引用甲冑に限らずモノ作りには近道、抜け道はありません。
まず、構造の研究と自分にできる加工法と材料の選定をしないと一歩も進めません。
辰之進さんの掲示板でいろいろアドバイスを受けてだいぶ経ちますが何か一つでもアクションを起こしましたか?
まだ何もしていないならあなたには「まず始めろ」としか言いようがありません。
本来アドバイスというのは何かをやっていて壁に突き当たった人にするものです。
1から10まで人に聞かないと何もできないなら
やはり最初は紙甲冑教室かうさぎ塾の無料型紙しかないでしょう。
一通り言われるままに作ってみて基本が解ってから自分なりの応用作品を作るのが一番の早道です。
そうやって壁に突き当たった場合なら何でも相談にのりましょう。
お金がなくて本が買えないのならヤフオクから画像をダウンロードするのもいい方法です。
裏側まで詳細な画像があったりするのでとても参考になります。
この前ここで威糸について質問されたゲマさんはネットで落とした画像を型紙として作製されています。
これなんかもすごくいいアイディアだと思います。
http://gemastudio.yakiuchi.com/