ほにゃぢ様、
いつもいろいろと勉強させていただいております。
私は、以前某所にて鎧ブログを書いていたものです。
ブログはもう更新をやめてしまったのですが、
鎧製作のほうは細々と続けております。
今、写真のような胴丸を製作しておりまして、
肩上は、革肩上にしようと思っています。
プラ肩上は作ったことがあるのですが、
そのときは、フィット感がいまいちだったので、
今回は革にしてみようかなと(いわゆる蔓肩上というやつですね)。
雄山閣の『日本甲冑の基礎知識』などを資料にしているのですが、
これによると、芯革と栗色革は革紐で綴じているようです。
しかし、本歌の写真を見ると、そんなに細かく綴じて
いないように見えます(せいぜい10箇所程度?)
これだと、着用しているうちに隙間が開いてクッション材がはみ出てきますよね??
一体どうやっているんだろう??
というわけで、ほにゃぢ様のお知恵を拝借できないものかと書き込みさせていただきました。
いろいろと調べているつもりですが、まだまだ不勉強で分からないことだらけです。
もし宜しければ、ご教示お願いいたします。
お久しぶりです。
わたしがお邪魔するようになってすぐ更新されなくなったので残念に思っていました。
が、製作は続けられているようで安心しました。
また、いつか再開してくださいね、職場の人に見つからないところで。
で、肩上の件ですが
日本甲冑の基礎知識の写真とはP244の美和神社蔵 紅糸威具足のヤツでしょうか。
あれは包革を綴じるためのものではないと思います。
詳しくはもう少しお待ちください。ここ2日間高熱をだして寝込んでいたので。
詳しい解説ありがとうございました。
>P244の美和神社蔵 紅糸威具足のヤツでしょうか
というよりも、前のページの断面図(これは革紐の扱いが書かれていませんが)と、
p244の
「両者を一番上と二番目の芯革の間に挟み込んで留め、さらに韋革をもって綴じ合わせるのを普通とした」
という記述。そして私が某所で職員の目を盗んでごにょごにょしてきた写真。
この写真の鎧の肩上も、革紐が裏側にまで出ていたので、
紐で綴じるのが最後かと思っていました。
先に芯革を綴じてしまうのがポイントのようですね。
ありがとうございました。
確かにこの画像では画韋の上から革紐で綴じてあるように見えますね。
しかし場所と密度からみてやはり包革を綴じるためのものではないと思います。
裏側が見られればはっきりするんですが。